自作自演 による高額請求

にわかには信じがたいような悪徳業者の手口が報告されています。
なんと業者が自ら誹謗中傷を行い、被害者に対して対策営業を行うというものです。
鬼畜の所業とも言わざるを得ない手口と言えますが、被害者はどのようにして対策を行うべきなのでしょうか。手口のパターンと対策法について解説したいと思います。
不安に付け込む詐欺

ネット上で起こったトラブルに対する不安に付け込む詐欺は年々増加しており、近年では“誹謗中傷”が詐欺のネタとして使われるケースが見られるようになりました。
「これって貴方のことですか?」
と知らない男から電話があり、教えてもらったURLを開くと自分の個人情報や誹謗中傷がずらり…
パニック状態のところに、男は「個人情報が晒されているので、大変だと思って電話しました。
私の知り合いに書き込みを消してくれる人がいるので頼んでみますよ」などと言葉巧みに“自分は味方である”という先入観を植え付けます。
対策費と称し何度も何度も金銭を要求しますが、実際に対策を講じることはありません。
当然ですが書き込みは電話を掛けて来た男が行ったものであり、自作自演で金銭を要求してきたのです。
100%詐欺であると言い切ります
上記の例では、40代の医師が20数回に亘って総額3,000万円以上を振り込んでしまいました。
医師は誹謗中傷が止むと信じてお金を支払い続けたわけですが、書き込んでいるのが詐欺業者なのですから誹謗中傷が止むはずがありません。
そもそも、誹謗中傷が止まるとお金を請求する理由が無くなってしまいますから、悪徳業者側が書き込みを止めるはずもなく、寧ろエスカレートしてしまうのです。
不安になってしまう気持ちは非常に良く分かりますが、対策の効果が出ないままでお金を振り込むのは絶対にやめましょう。
対策後に追加請求

ネット上で起こったトラブルに対する不安に付け込む詐欺は年々増加しており、近年では“誹謗中傷”が詐欺のネタとして使われるケースが見られるようになりました。
「これって貴方のことですか?」
と知らない男から電話があり、教えてもらったURLを開くと自分の個人情報や誹謗中傷がずらり…
パニック状態のところに、男は「個人情報が晒されているので、大変だと思って電話しました。
私の知り合いに書き込みを消してくれる人がいるので頼んでみますよ」などと言葉巧みに“自分は味方である”という先入観を植え付けます。
対策費と称し何度も何度も金銭を要求しますが、実際に対策を講じることはありません。
当然ですが書き込みは電話を掛けて来た男が行ったものであり、自作自演で金銭を要求してきたのです。
誹謗中傷の書き込みが削除されホッとしたのも束の間…
対策を行った会社から「まだ書き込みがある」と連絡が入ることがあります。
もちろん無料で対策してもらえるのであれば問題ありませんが、対策会社側が追加で書き込みを行い、追加料金を請求するという手口です。
実際に対策は行っているので前項の事例よりは悪質では無いものの、詐欺であることは間違いありません。
また、当該手口は数万円を数度に亘って請求するため被害が明るみになりづらいという性質があります。
さらに、こちらは契約終了後になされた書き込みであるため、契約上は対策会社側も“知らぬ・存ぜぬ”で通すことが可能となってしまう点も厄介です。
おかしいと思ったらすぐに相談を
数万円の少額詐欺を狙った犯行であるため“炎上”や“拡散”等の被害は出づらい手口ですが、無視し続けると行為がエスカレートする恐れがあります。
まず書き込みを削除してもらうのを第一に行動しつつも、別の対策会社や弁護士に相談するようにしてください。
開示請求等の手続によって書き込んだ者がその業者であることが特定できれば、刑事事件や民事訴訟を提起することが可能になります。
逆SEOという選択

別サイトを検索上位に引き上げることで誹謗中傷の書き込みの露出を下げる「逆SEO」という対策方法があります。
この方法であれば掲示板の書き込みは特定の人しか閲覧しませんので、アクセス数を大きく抑えることが可能です。
一般的には数十万~百万円もの多額な費用が掛かる逆SEO対策ですが、弊社ではブログやSNSを用いた安価なプランも用意しておりますので、是非ご相談くださいませ。
以上、当ページでは悪質な対策会社の手口についてご紹介させていただきました。
これらは「誹謗中傷」という悩みや不安に付け込んだ非常に卑劣な手口です。
絶対に利用してはならないのはもちろん、万が一被害に遭われてしまった場合には御一人では悩まずにすぐに然るべき機関にご相談するようにしてください。