SNS 上の誹謗中傷

Twitter(ツイッター)・facebook(フェイスブック)・Instagram(インスタグラム)etc…
スマートフォンが普及したことで若者の間で大流行している「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」ですが、当該サービスによる誹謗中傷が大きな社会問題と化しています。
どのような被害が確認されているのか、被害に遭ってしまったときの対処法について分かりやすく解説したいと思います。
SNSによるいじめが社会問題に
SNSによる誹謗中傷で最も被害を受けているのが、小学生・中学生・高校生といった「子供たち」と言えるでしょう。
もちろん今も昔もいじめは許されざる行為であることは間違いありませんが、現在では表立ったいじめが減り、インターネット上でのいじめが増えているのです。
文部科学省では学校や教員向けに「対応マニュアル」を発表し、この“新しいいじめ”の形に対処していますが、ネットいじめは年々深刻化しています。
特定のコミュニティ形成による仲間外れ
SNSは匿名ではありませんので、直接的な悪口・誹謗中傷を特定の個人に対して行うというケースは少ないです。
しかしながら、TwitterやFacebookでは不特定多数の人に見られることを避けるために「鍵」を掛けることが可能となっているため、仲の良い人同士のみでコミュニティが形成される傾向にあります。
もちろん、上記のようなコミュニティ形成方法が悪い訳ではありませんが、小学校や中学校といった少数の狭いコミュニティに於いては「当該グループに入れないこと=仲間に入れない」ということを意味します。
つまり、SNSの存在が「仲間外れ」に繋がってしまうのです。
SNSの対策について

前述した「コミュニティに入れない」という問題に関しては、正直申し上げますと、第三者が手を施すということは難しいです。
“スマートフォンを持たない”という手もありますが、持っていないことが仲間外れに繋がる可能性もあり、非常に難しい問題であると言えます。
そのため、当ページでは“誹謗中傷を受けてしまった際に行える対策方法“にフォーカスを当て、解説いたします。
削除の対象となる項目
Twitterをはじめ、以下のコンテンツに関しては削除の対象となります。
①誹謗中傷(差別表現等含む)
②著作権侵害
③ポルノ・暴力的な画像
④自殺をほのめかす書き込み
⑤スパム行為
⑥個人情報
ただし、「①誹謗中傷」の場合は憲法で保障されている“表現の自由”との兼ね合いもありますので、全ての書き込みが削除できるわけではありません。(書いた人の人権を保障するため。)
この場合、裁判や直接交渉によって削除を求めていく形となりますので、誹謗中傷の証拠として「web魚拓」「スクリーンショット」等をしっかりと残しておくようにしてください。
Twitterでの具体的削除方法
それでは、Twitterで実際に行う削除方法についてご紹介したいと思います。
Twitterに限らず、SNSのほとんどには「お問い合わせ」というページが用意されています。
当該ページのどこかに「違反報告」や「削除依頼」といった項目がありますので、そちらから削除ページへと進んでいきましょう。
お問い合わせページにアクセス

まずは「お問い合わせページ」へとアクセスします。
(Twitterの場合はhttps://help.twitter.com/ja/contact-us)
左はTwitter社のお問い合わせページになりますが、誹謗中傷の削除を求める場合には「攻撃的な行為やセンシティブなコンテンツを報告したい」を選択してください。
内容を選択

コンテンツの内容へと進みますので「嫌がらせや攻撃的な行為を報告したい」をクリックしてください。
加害者が子供である場合には「未成年の利用者を報告したい」によってアカウントの削除を狙うという手もありますが、利用可能な年齢が「13歳以上」と幅が狭い為、利用出来るシーンは限定的です。
詳細を追加

上記の手順の通りクリックしていくと、迷惑行為についての細かい選択が出来るページへと進みます。
報告対象となるURL・迷惑行為を受けている人等の“詳細”が選択できますので、事実にしたがって入力していきましょう。
以上で削除申請は完了です。
早ければ1週間ほどで削除されますが、審査結果や進捗等の連絡が貰えないことも多いため2週間程しても削除されない場合には直接交渉や裁判等に移る形になります。
株式会社GoAでは弁護士とも連携しておりますので、裁判に発展した場合の対処も万全です。
削除に至らなかった場合には、是非弊社までご相談ください。