口コミサイト に寄せられた誹謗中傷

食べログやホットペッパーといった“飲食店”“美容系”をはじめ、Caloo(カルー)・e戸建て・マンションコミュニティ・Googleレビュー、みんなの就職活動日記(みん就)等、現在では様々なコンテンツに対する「口コミサイト」が存在しています。
“たかが口コミ”と思われる方も多いかもしれませんが、中には一つの口コミから客足が遠のき、廃業に追い込まれてしまった企業も少なくありません。
当ページでは、口コミサイトの特徴や誹謗中傷被害に遭ってしまった際の対策方法について解説したいと思います。
当たり前となった“口コミ”
口コミは、第三者が対象商品やサービスに対し感想を述べるという至ってシンプルなコンテンツでありながら、商品説明の不足部分や使用感を補完することができる有意義な情報です。
ユーザーの80%以上が口コミを参照しているとも言われており、購買意欲に直接的な関りをもたらします。
さらに、食べログ等の飲食店の口コミは「写真付き」で掲載されることも多いため大きな売上アップへ繋がる可能性がある上、「評価点」はユーザーがお店を選ぶ上での判断基準となります。
そのため、お店にとってもユーザーにとっても、今や口コミは欠かせない情報なのです。
操作されている口コミ情報
「第三者の投稿」が口コミの大前提ですが、その根幹は大きく揺らいでいます。
サービス開始時は実際の書き込みが反映されていた同コンテンツですが、
“掲載店側による自作自演”
“掲載料に応じたランキング(評価点)調整”
“有名ブロガーを利用したステルスマーケティング”
などによりユーザー側からの信頼を大きく損ねてしまったためです。
特に、あくまでも“第三者からの評価”を謳っているサービスコンテンツですので、運営側の介入は致命的なイメージダウンと言わざるを得ません。
現在では特定店の露骨な評価アップは行っていないと見られておりますが、運営側によるお店側への打診(掲載料に応じた評価点修正等)は今も定期的にあるそうです。
誹謗中傷被害に遭うことも?
口コミサイトは、前述した通り“第三者による公正な評価”をコンセプトにしているコンテンツです。
しかしながら、誰でも簡単に口コミを投稿できるシステムとなっていることがほとんどですので、特定のお店を叩く目的で利用されるケースも珍しくありません。
特にライバル店や当該店舗(又は会社)に恨みを持つ人などの恰好の餌食となってしまい、本来とは違った「誹謗中傷の場」へと変化してしまうのです。
さすがに「運営側が特定の店を叩いてクライアントの店舗へと誘導する」ということは考えづらいですが、ユーザーは当該サイトの裏側までは知り得ることができませんので、客観的な目で見るという心構えも必要と言えるでしょう。
誹謗中傷被害に遭ってしまった時の対処

万が一口コミサイトに書き込まれてしまった際の対処ですが、他のコンテンツと同様に
①サイト管理者
②サーバー管理者
③書き込んだ本人
に対して削除や非表示を依頼する形になります。
ただし、③に関しましては「何らかの理由があって書き込んでいる」「システム的に自身では削除出来ない」という可能性が高いので、現実的ではありません。
したがって①②が対策する上では重要です。
削除までのフローチャート
「①サイト管理者」に直接削除を依頼する、という方法が最も簡易かつ現実的です。
それでは「e戸建て」を参考例に、削除依頼の流れをご説明したいと思います。
STEP1:スレッドから削除を依頼する

誹謗中傷に該当する口コミから「削除依頼」をクリックします。
STEP2:依頼理由・詳細を送信

クリックすると、書き込みに対する「詳細」を選択できるページへと進みます。
出来るだけ具体的に入力するようにしてください。
最後に“削除依頼の内容を確認”をクリックしていただき、内容に間違いが無いかを確認し送信してください。
以上で削除の手続は完了です。
サイトやコンテンツによって「削除依頼」の場所が異なりますが、どのサイトも概ね同様の流れとなります。
簡単ですので、是非ともトライしてみてくださいませ。
不動産の誹謗中傷に注意
インターネット上には不動産に特化した掲示板も存在しています。
(例えば、マンションコミュニティ・e戸建てなど)
これらの掲示板では不動産という「物」を対象にした口コミが日々寄せられ、中には事実無根の誹謗中傷がなされることも珍しくはありません。
不動産は「居住」という大きな実需がありますが、それ以外にも「資産」という側面を併せ持っています。
不動産の悪評は自身の資産価値を下げる結果に繋がる恐れがあり、特にこれから売却しようとお考えの方は数百万円規模の被害を受ける可能性も否定できません。
万が一所有する不動産が誹謗中傷されてしまった際は、できるだけ早めに対処することをおすすめいたします。